肌寒い2月の沖縄。
午前中から車を走らせ、浜比嘉島へ向かっています。
島へと続く海中道路の途中にある「海の駅あやはし館」に車を停めてひとやすみ。
あやはし館の左側には、海の家を思わせるようなコンテナで作られた開放感のあるカフェやお店が並ぶ。
海の方に歩いていくと、ひときわ目を惹くコーヒーショップが。
「Sunstache Coffee ,Bay(サンスタッシュコーヒー ベイ)」
早速お店に入ります。
グレーのシュッとするトーンで統一された店内。
そのシュッとするトーンを軸に、空間にラクガキするようにたのしい要素が散りばめられている。
バナナ、写真、ドライフラワー、木の枝…。
遊びココロ満載な空間に、迷い込んだように引き込まれる。
時刻は11時。ランチ前のコーヒーブレイクのつもりでしたが、メニューを見ると「ソルト・レモネード」の文字。
「海際で甘酸っぱいレモネードを飲むのもいいな。」
カフェ・オ・レとソルティレモネードを注文。
本、ウクレレ、スケートボード…
読んで、聴いて、歌って、動いて、五感を刺激するもので溢れる店内は、まさに大人の遊び空間。
店内にいるだけで感性が刺激されて、ワクワクしてくる。
こんな遊び空間の奥には、さらに海へと繋がる扉が。足取り軽く、開放的な空間へ小走りで向かう。
外に出ると一転!
彩度の低いグレーから、鮮やかなブルーへ。
情報量の多い空間から、海だけの世界へ。
コントラストの強さに視界が明るくなり、気持ちがパッと切り替わる。
「夕暮れ時はどんな色なんだろう。」
海際を向いた贅沢な特等席で、ワクワクしながら到着を待ちます。
「カフェ・オ・レ」
コーヒーの割合が多めな、ほろ苦いカフェ・オ・レ。
いつもはミルク多めが好きだけど、ここにはコーヒー多めが似合う。
ほろ苦さをフレーバーに、「Sunstache Coffee,Bayと海」の世界観を堪能したくなる。
「レモネード」
海を眺めながら、下に沈んでいるシロップをストローでくるくるとかき混ぜてひとくち。
脳が目覚めるようなレモンの刺激!それを甘みがふんわり心地よく包み込む。
シロップが丁寧に仕込まれているからこそ出せる、まろやかな奥行きのある味に思わず口角が上がる。
そしてレモン、シロップ、ストロー、色のバランス、カップに描かれたシンプルなロゴ、すべてが絶妙に完璧なバランス!
ワクワクするような遊びゴコロくすぐられる店内から一歩外に出ると、そこは頭がスッとする海しか見えない鮮明なブルーの世界。
この視界と脳内のコントラストの強さに、たのしい感情が増幅する。
さらにレモネードを片手に海を眺めていると、潮風の感触や匂いがいつもよりも気持ち良く感じられる。レモンの酸味がスパイスになり、海のブルーがより鮮明に目の前に広がる。
もう気分は最高潮。「沖縄サイコー!」と叫んでしまいたくなる。
このまま海に入ってしまいたくなる。
こんな幸せな気持ちになれるのは、海際で風に吹かれて飲むことを想定して、ずっと眺めていたくなるような海に似合うバランスを考えて、店主が作り上げた渾身の一杯だから。そして海をキャンパスにフリーハンドで自由に描くように、たのしい気持ちで作り上げられたカフェだからなのだろう。
「Sunstache Coffee ,Bay」は、沖縄の海の感触を、楽しさを、全身で感じられるカフェ。
島へ行く途中のドライブイン。
渾身のレモネード片手に海を味わう最高にしあわせな時間を。
「Sunstache Coffee ,Bay(サンスタッシュコーヒー ベイ)」 / 沖縄 うるま市
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