前回の記事では、苫米地英人さんの「超瞑想法」の中の
「六本木ヒルズ瞑想」についてまとめました。
→「六本木ヒルズ瞑想」についてまとめた記事はこちら
しかしなぜ、「苫米地英人さん」の本に行き着いたか。。?
「運動することにより、集中力を高めたい」と思ったのがはじまりでした。
ちょっとそれてしまいますが、
今回は、「運動で集中力を高める方法」についてまとめてみました!
私は自宅で仕事をしているため、
急ぎの仕事がないと、集中できず進まないことがありました。
作業が進まないと、そんな自分を責める、という悪いスパイラルに入ってしまう。。
そうすると1日のかなりの時間を無駄にしてしまいます。
また、集中できていない状態で仕事を進めると、とても効率が悪い。
そんなときは一旦仕事を止めて、体を動かすようにしていました。
私の場合は踊ることが趣味なため、ダンスやバレエに行ったり。
踊った後はアドレナリンがたくさん出ているためか、
とにかく爽快!
そして幸福感に包まれます。。^^
レッスン後は、みんなとても明るく幸せなオーラが充満。
私だけではないんだな、といつも実感します。
そして踊って時間を置かずに仕事をすると、
脳がフロー状態で、とにかく集中できる。
そして集中できる時間も、私の場合は2時間くらい続きます。
「運動すると爽快になる」というのは、感覚的になんとなく分かっていました。
しかし、なぜ運動によって爽快になり、集中力も高まるのか?
また、運動で効率的に集中力を高める方法はないのか?
という疑問が湧いてきました。
その理由を脳科学的な観点から知りたいと思い、本を読んでみました。
そして色々と調べていくうちに、
「脳を最高の状態に保つには、運動するのがよい」ということが分かりました。
私が読んだのは、3冊です。
「集中力」「やる気」「クリエイティビティ」など、脳の機能を高める方法が書いてある本です。
「ストレス」「不安」「鬱」「更年期」などの改善の観点から、運動の効果が書いてある本です。
「食事」「習慣」「睡眠」など、日常生活の観点から集中力を上げる方法が書いてある本です。
「運動」についての説明は少ないのですが、
この本にも上2冊と同じような運動の効能が書かれています。
「運動と集中力」という観点から、上記の本の内容を参考に、簡単にまとめてみました。
「記憶力」や「発想力」など、伸ばしたい方向によって運動との関係が異なるので、
詳しくは本をご参照ください。
なぜ運動後に集中力が高まるのか?
それは、運動により「前頭葉」と「ドーパミン」の働きが促進されるためです。
人生における純粋な生物学的欲動とは、生存して遺伝子を残すこと。
つまり、子供をつくることです。
人間の脳は、「生存して遺伝子を残すこと」を指針とするようにプログラムされています。
私たちの祖先は、狩猟や住処を探すときに走っていました。
狩猟も住処を探すのも、「生き延びるための行動」です。
この「生き延びるための行動」をすると、脳がご褒美として
「報酬の脳内物質(ドーパミン)」をあたえてくれていました。
そして、私たちの「脳」自体は、祖先がサバンナで暮らしていた時代から
さほど進化していません。
そのため、現代でも、とくに運動しているときに同じメカニズムが働きます。
「体に負荷」を与えると、脳はそれが「生死を分けるほど重要な行動だ」と解釈します。
そして脳がご褒美として、「報酬の脳内物質(ドーパミン)」をあたえてくれるため、
心地よい気分になります。
ドーパミンは「報酬の脳内物質」であるだけでなく、
集中力を保つためにも絶対に欠かせない物質です。
そして運動をすると、集中力をコントロールする役目を果たす「前頭葉」も強化されます。
運動により、「前頭葉」と「ドーパミン」の働きが促進されるため、
集中力が高まるのです。
運動後は、どんな効果があるのか?
運動した直後には、ドーパミンの分泌量が増えます。
運動を終えた数分後に分泌量が上がり、数時間はその状態が続きます。
そのため、運動後には
「感覚が研ぎ澄まされ」「集中力が高まり」「心が穏やか」
になります。
頭の中がすっきりして、物事に難がなく集中できるようになる。
もともと脳内に存在する唸りのような音も消える。
また、ドーパミンの効果により、幸福感ももたらします。
どんな種類の運動をどれくらいするのが効果的か?
体に負荷がかかればかかるほど、脳はドーパミンやアドレナリン(集中物質)をたっぷりと放出します。
そのため、ドーパミンの量を増やすには、ウォーキングよりもランニングのほうが適しています。
可能であれば30分続けてみましょう。
少なくとも20分は続けたいが、30分のほうが十分な効果が期待できます。
そして運動を習慣にしましょう。
集中力が改善して効果が定着するまでには、しばらく時間がかかります。
あきらめないで継続することが大事です。
運動の時間が長ければ、効き目もはっきりと現れてきます。
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「生き延びるための行動をすると、脳がご褒美としてドーパミンをあたえてくれている」
という説明に、とても納得しました。
大好きな運動をしているだけなのに、
さらにご褒美まで与えられているとは、なんだかとても幸せです。^^
そして、効率的に集中力を高めるには
「体の負荷が大きい方がよい」「ウォーキングよりもランニング」「30分以上継続」
ということも分かりました。
それでは実際に、運動の種類で集中力にどんな変化があるのか??
様々な運動で検証した結果をまとめてみたいと思います。
→「運動の種類で「集中力」はどう変わる?」の記事はこちら