2泊3日の台中へのショートトリップ。
1日目は18時に台中に到着。そして3日目は19時に台中を出発。
台中で観光できる時間を計算してみると、約24時間。ちょうど丸一日!
前回は、それぞれの日のタイムスケジュールを振り返りました。
→【2泊3日台湾台中旅行まとめ】「限られた人生で何をやる?」ショートトリップは集中力を高める時間の使い方の練習!<前半>
この3日間をあらためて振り返ると、身体中のアンテナを張り巡らせ、全身で台中の空気を感じながら動いていました。
具体的な制限時間が提示されると、脳のスイッチがカチッと切り替わる。
「時間との勝負にどう挑むか?」といった具合に。
まずは今回の旅で自分がやりたいことを羅列する。
しかしやりたいことが多すぎる。。でもやり残したくない!
そこでテーマを決める。
テーマを決めることによって、自分の軸ができる。
優先順位がはっきりするので迷わずぱっと行動できる。
…制限時間があることで、自然と脳内ではこんなフローを辿っている。
旅行とは大げさに言うと「限られた人生で何をやるか?」の小さいバージョン。
とくにショートトリップは、体にある制限時間スイッチが強く押される。
新しい情報を得るために身体中のアンテナを張り巡らせ、少ない時間内に最大限の体験を詰め込もうと集中する。
そして、1分1秒が濃厚な体験になる。
今回は、このショートトリップで体感した集中力が高まる体験を元に、「集中力の高め方」についてまとめました。
旅行ではたくさん歩き、新しいものを見るため集中する。
そのため1箇所まわると体も脳も疲れるので、一旦休憩。
そしてまた他の場所へ移動して休憩。このように「集中」と「休憩」を繰り返します。
このショートトリップでの「集中」と「休憩」状態を、日常に置き換えてみる。
1日を短い時間で区切り、その時間内のテーマを決めて全力で行動。そして疲れたら休憩する。
これを繰り返していると集中力が上がってくるため、短い時間で自分の脳が処理できることの量が増えてくる。
そのため濃厚に過ごせる時間の単位がどんどん短くなってくる。
私は特にダンスでこのことを強く感じます。
ダンスは短い制限時間内に振り付けを覚えなければならないので、脳がフル稼動。
脳内で「スッ」と音が鳴り、集中モードに切り替わる。
先生の手、足、体はどう動いている?重心はどっちに傾いてる?リズムと体の動きをどう合わせる?
先生の体の各部分の動きやリズムなどの客観的な情報をすべて把握し、それを自分の体の各部分にどう対応させるか?
肩甲骨、胸骨、指先、足の指の母子球、腿や肘の裏側、…そんな日頃意識しない体の各部分に意識を向けて、まずは各部分を感じてみる。そして各部分に意識が届いたところで、動きの指令を出す。
日頃意識していない部分は感じるまでに時間がかかるため、なかなか指令を出せない。
そのため余計に集中力が上がる。
そして集中すると疲れるので、合間で数分休憩を挟みます。
これは仕事はもちろん、読書や家事など日常の行動にも当てはめることができます。
例えば家事。料理をして休憩。掃除をして休憩。
家事はその日にやらなければならないことなので、自然と「集中」「休憩」を繰り返す。しかし、家事は集中しなくても自然と出来てしまうので、自分でテーマを決めて、集中することが必要。
このように短い時間内で集中する時間の使い方は、「ポモドーロ・テクニック」という集中力を高めるためのテクニックとしても確立されています。
「ポモドーロ・テクニック」とは、イタリア出身のコンサルタントであるフランチェスコ・シリロが生んだ集中力を高めるための時間管理法。
タスクを短い時間単位に分割し、5分の休憩を挟みながら処理していくと集中力が強化されていくというもの。
具体的には、25分の集中と5分の休憩をくり返します。
25分間は「1つのことに集中」。休憩の前後でやることを変えてはいけない。
そして休憩中は瞑想や散歩などで脳内を空っぽにする。メールをみたり、他のことをやらない。
作業に飽きる前に休憩することで、再開したときもスムーズに集中状態に戻ることができます。
「運動で集中力を高めたい」の記事で紹介したメンタリストDaiGo さんの本、「自分を操る超集中力」にも紹介されています。
あらためて旅行を振り返ってみると、莫大な量の情報を脳内に詰め込んでいたことに気づく。
いつもの道だったら見過ごすような看板やビルの質感、標識、様々なものに注目して、感動する。
そして自分が好きでやっていることだから、無意識に集中している。
「今この瞬間を生きる」選択をしているので、本来の力を最大限に発揮することができる。
集中力が続かないと悩んだときは、好きなものに集中しているときの脳の状態を細かく振り返ってみると良いかもしれない。
旅行、趣味、運動、好きなものを食べているとき、友達と好きな話をしているとき…
そのときの思考回路や、脳の状態・感覚はどんなだったか?
その集中したときの脳の「スッ」とするような爽快な感覚を覚えていると、脳に集中スイッチがあるかのように他のことでも同じ集中状態に入れるようになる。
だからこそ好きなことをして、自分の脳が最大限に集中しているときの状態を知ることが必要だと実感します。
ショートトリップは制限時間がある上に、やりたいことがたくさん!
そして「何食べよう?」「ここ行ってみたい!」とワクワクしながら事前に旅行のことを調べているときも、出発日という期限があるため脳はフル稼働。
そして旅行に行くと、「次はここ行こう!」と、最小限の休憩を挟みながら行きたい場所に移動する。
たくさん歩くことで脳も活性化。
集中力を上げるための練習には最適!
そして集中力を上げる方法は、人によって違ってくるので合わせ技を使うのがよい!
運動する、ポモドーロテクニックを使う、早起きする、瞑想するなど、自分にあった方法の合わせ技で集中力を日々更新していくこと!
私の場合現在は「運動」「瞑想」「ポモドーロテクニックを応用したもの」を組み合わせていますが、これもまた日々方法が更新されていくと思います。
そして脳はいくつになっても成長するということが研究で明らかになっています。
…ということは、死ぬまで進化し続けることができるということ!
毎日少しづつでも自分が進化しているという実感。この実感がなによりもうれしいし楽しい!
そしてやりたいことをやるのが一番。
やりたくないと思っていたことも、脳が集中する感覚が病みつきになると、やりたいことに変えていくことができる。
この脳がすっきりして気持ち良い感覚は、麻薬のように感じます。
一度味わうと病みつきになり、「あの状態に入りたい」と思ってしまう。
瞑想していると「もう戻りたくない!」と思うくらい気持ち良い感覚になるときがありますが、その感覚とも似ています。
そしてこの「集中力」が自分の中で、一体どんな風に進化していくのだろう?
もっとパフォーマンスを上げる方法がたくさんあるんだろうな、と思うと進化する自分がたのしみでならない。
こんなことを続けていると、最終的には1秒すら長く感じられたりするのかしら…?
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