今日はおうちで蕎麦パーティー。
そんな気分のときは、代々木上原の朝日屋に電話!
「あっ。朝日屋だ。」
はじめての出前は森山直太朗さんがきっかけ。ユーチューブで直太朗さんが代々木上原を紹介する番組を見ていると、朝日屋が!カレーを美味しそうに食べる姿に、もう食べたくてがまんできない。すぐに出前を注文。映像を見ながら一緒にお蕎麦をたのしみました。笑
朝日屋ではとにかくたくさん頼んでしまう。
あれもこれも食べたい!よし、出前だから残せるし頼んじゃおう。
「鴨せいろととろろ蕎麦大盛りと天丼ください。」
いったいどれだけ食べるのだろう。店員さんは2人で食べるとは思ってないんだろうな。箸が3本付いてくる。
電話してから出前が届くまで大体20分。
大根おろし、ネギ、オクラ、納豆…。この間に好きな具材を用意!準備万端ドキドキしながらそばを待つ。
朝日やの出前はどれも大好き。その中でも特にお気に入りなのは、とろろせいろ、鴨せいろ、カレーせいろ。
思いっきりお蕎麦を楽しむ日は、とろろせいろ大盛りをそばつゆ多めで!
とろろの上にツヤっとしたウズラの卵。蕎麦の上にはどさっと海苔!とろろ蕎麦にはこの海苔が欠かせない。
まずはとっくりに入っているつゆをおちょこに注ぐ。そして海苔がかかっていない部分のそばにワサビをつけて、蕎麦そのままの味をたのしむ。
蕎麦の味をじっくり楽しんだら、お待ちかねのとろろそば。
とろろの器の中につゆを入れてよ〜く混ぜる。海苔がかかっている部分のそばを箸でつまみ、白黄茶が混ぜ合わさったつゆの中に投入。トロトロのつゆにそばが絡みついたところをパクッといただく。トロッとしたウズラとろろに海苔の香ばしい食感。そこにツルツルとコシのある冷たいお蕎麦。この「トロヒヤツルッ」の組み合わせがたまらない。
そしてお楽しみはまだまだ。
とろろそばを堪能したら、あらかじめ用意しておいた具材をトッピング!納豆そば、めかぶそば、おろしそば…。思いつく限りのバリエーションのお蕎麦を食べ尽くす。
「鴨汁のネギは多めでお願いします。」
鴨せいろはいつもわがままを言って、ネギ多めで注文。
鴨せいろはつけだれが多め。まずは鴨汁が存分に浸みたネギでお蕎麦を楽しむ。そして途中でキッチンから七味と山椒を持ってきて味変。お蕎麦を食べた後は、お湯と刻みネギを器に注ぎ、最後の一滴まで残さず完食。
カレーせいろはつけだれがどんぶりサイズ!
鴨せいろよりさらに多いので、うれしいことにつけだれが必ず最後に残る。これは最後のおたのしみ。余ったつけだれの中にご飯を投入。
「いやー、なんだか悪いことしてる気分。笑」
これがもうたまらない。炭水化物摂り過ぎ。でも、朝日やで出前パーティーをするときは何も気にしない。
人目を気にせず、自由に食べれるのが出前のよいところ。
こんな風にお蕎麦を最大限贅沢に楽しむ。
「直太朗さんがテレビで朝日屋紹介してたよ。」
孫の顔を見に来訪した父母。
父母も森山直太郎さんがおいしそうに食べる姿を見て、朝日屋が食べたくなったらしい。
よし、朝日屋で出前しよう。
「どんな料理かな?」
文字だけが羅列されたメニュー表とにらめっこ。お蕎麦、天丼、鍋焼きうどん、ラーメン、唐揚げ、鯖の味噌煮…。
実物が見れないから、自分なりの料理を想像してワクワクする。
バリエーションの豊かさに何食べよう?
出前だから何時間悩んでも大丈夫。お菓子を食べながらゆっくりと。おいしい妄想を膨らませて、贅沢な悩みを解決するたのしい時間。
「出前が来たよ。」
料理をシェアしたり、ちょっと慌ててお蕎麦を食べたり、赤ちゃんと一緒に大声を出したり。時間も気にせずみんなでワイワイ朝日や出前パーティー。
子守に来てくれると、一緒に朝日やの出前を食べていた母。最近突然倒れてしまった。
いつも当たり前のように飛んできてくれてたな。鍋焼きうどんや天丼を慌てて食べてたな。食べてる途中でも赤ちゃんを気にしてくれてたな…。心配とともに様々なシーンが駆け巡る。そして出前を食べながら過ごした楽しい時間を思い出すと心がじーんと熱くなり、ありがたさがより一層込み上げてくる。
「体調が良くなったら、快気祝いにまたみんなで朝日や出前パーティーしよう。」
「お待たせしました。」
目の前にはせいろに盛られたお蕎麦と熱々の器。
唯一お店の人と接するこの瞬間、「おいしく食べてね。」と語りかけられているような優しい笑顔に心がほっこり。
重たいお盆を両手でしっかりと受け取り、なるべくお釣りが出ないようにお金と交換。
「冷めないようにバイクで急いで運んで来てくれたんだなぁ。」
そばつゆのおいしい湯気を感じながら、胸がふわっと温かくなる。
「こぼれないように運ばないと。」
慎重に慎重に。丁寧に運んで来てくれたお蕎麦をここでこぼしたら台無し。
歩くたび、ラップ越しに揺れるそばつゆ。出汁と醤油の食欲をそそる香り。食べたい気持ちは最高潮。
「今日も美味しいお料理をありがとう。」
「この容器、使い込まれてるな。」「油の部分はしっかり洗わないと。」「重ねすぎると倒れちゃうかな?」「こんな重いお盆を運んで来てくれたんだ。」
そんなことを考えながら器を洗い、ピカピカにしておうちの前に。
「やっぱりお蕎麦はせいろで食べたい。」
デリバリーの場合、レジ袋に包まれた姿の見えないお蕎麦がやってくる。代金はカードで支払い済み。しっかり包装されたレジ袋を片手でさっと受け取り、カサカサッとビニール袋を開けると、中から使い捨ての容器に盛られたお蕎麦。そしてお蕎麦を食べ終わると、「この容器、どうやって捨てよう。」と、処理に悩む。これでは丹精込めて作ってくれたお蕎麦の魅力が半減するようで、なんだか少し申し訳ない気持ちになる。
出前は重いお盆を運んだり、容器を洗ったり、ひと手間がある。
そのひと手間が、蕎麦を食べるだけでは見えてこないお店のバックグラウンドを見せてくれる。そして出前の回数が増えていくほどたくさんのバックグラウンドが見えてきて、知れば知るほど愛着が湧いておいしくなる!
さらに何度も出前を食べている私の頭の中では、朝日やのダイジェスト映像が完成済み。店内では食べたことがないので、料理の味、電話の声、届けてくれる店員さん、容器の質感など出前で味わう感動の延長線から店内の様子を妄想。「今日は混んでるな。」「会計まだかな。」。出前だからそんな食べることと無関係なカットは入らない。こうして完成した映像は、自分にとって最高に心地よい朝日やダイジェスト!そして「朝日や食べたいな。」と思うとこの映像が頭の中でキラキラと再生される。
「格闘技の煽り映像の妄想版みたい。」笑
テレビで放送されるRIZIN、K-1などの格闘技は、誰でも簡単に分かるように、上手く編集された煽り映像で選手のバックグラウンドを見せてから試合を始める。試合前に派手な舞台の裏側にある努力やその人物の歴史が音楽と映像で畳み掛けられるように流れると、一気に距離が縮まり、まるで自分ごとのように熱くなる。だからその直後にはじまる試合は、試合だけを見るより何十倍も面白い!知らない選手の場合、この煽り映像がないと試合すら見る気が起きないくらい、この煽り映像は重要!
それと同じで、朝日やのダイジェスト映像が再生された直後に食べるお蕎麦は美味しさ満点!さらに食べる度にこの映像が厚みを増していくから、どんどん朝日やのファンになっていく。
デリバリーは容器を捨てることを。
出前は容器を活かすことを考える。
デリバリーは手間がなくて便利。でも少し余裕があるならば、やっぱり出前で注文してせいろで食べたい。ふれあい、温かみ、器の重み、大切にする気持ち…。余裕を持つことで、便利の裏側にあるあたたかい存在に気づく。そしてその気付きが、五感を、想像力を刺激して、お蕎麦をさらにおいしくしてくれる。さらにはこれからの人生を豊かにしてくれる。
そう思うと、少し手間でも不便なことを選択する余裕を持ちたいな。
お店とお家の良いとこ取り。
妄想煽り映像のおまけつき。
映像で気分を最高潮に盛り上げて、おうちで出来立てお蕎麦をせいろで食べる。
トッピングするもよし。ライスをつけるもよし。後で食べるもよし。
出前だと食べ方自由。これが最高!
朝日やで出前した後はお腹がパンパン。
食べ過ぎたかな?満腹でしあわせだから気にしない!
「明日からまたがんばろう。」