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【代々木上原】空と心地よいフロー。「CAFE&BAR No.(ナンバー)」

CAFE UEHARA

代々木上原のカフェ「No.(number)」
代々木上原のカフェ「No.(number)」
代々木上原駅北口。昔ながらの喫茶店茶望留(さぼーる)を横目に、うんざりするような急な坂をちょっとだけ上がる。
 
隠れ家的なカフェを思わせるようなこじんまりとしたビル。エレベーターで3階まで上がると、思い描いていたイメージとは対照的にパッと開放的な空間が広がる。このギャップがたまらない。
代々木上原のカフェ「No.(number)」
「今日はどの席にしようかな?」
 
こちらは代々木上原のカフェ「CAFE&BAR No.(ナンバー)」。
コーヒーだけではなく、景色と雰囲気まで堪能するのがナンバーでのたのしみ。
 
店外階段横のテラス席。
入り口のすぐ右側、窓が眺められる広めの席。
コーヒーを作っている様子が見えるカウンター席。
窓の外とカウンターを真正面から眺められる2人掛けの席。
そして奥には大きなテーブル席とオープンキッチンで料理する様子が眺められるカウンター席。
 
ナンバーでは席選びが重要。選ぶ席によって全く違う景色がたのしめる。

席に座ると店員さんがメニューとお水を持ってきてくれる。
 
「注文はカウンターでお願いします。」
代々木上原のカフェ「No.(number)」のメニュー

代々木上原
快晴の日曜日。今日はハルダモンカレーを買って代々木公園でピクニック。
 
ハルダモンカレーが出来上がるまでお茶したいな。
大好きな代々木公園ピクニック。そのまま行くのはもったいない。大好きなコーヒーを飲みながら「どんなピクニックにしよう?何食べよう?」と、想像するワクワク感も楽しみたい。
「よし、ハルダモンカレーのすぐ近くのナンバーでお茶しよう。」
 
今日はベビーカーと来店。邪魔にならないように入り口右側の広めの席をお借りします。

代々木上原のカフェ「No.(number)」

時刻は11時。せっかくだからコーヒーでつくるモクテル(ノンアルコールカクテル)もいいな。しかしモクテルは12時からの提供。
「やっぱり今日もカプチーノかな。」
いつも注文するカプチーノにしようと思ったところ、フラットホワイトの文字を発見。どんな味だろう?あとで店員さんに聞いてみよう。
 
今日はコーヒーに合う甘いものも食べたい。
「チーズのテリーヌ?」
テリーヌだからチーズが濃厚なデザートなのかな?これも注文してみよう。
席から立ち上がり、歩いてカウンターへ。
 
「フラットホワイトはどんなコーヒーですか?」
「カプチーノに比べてフォームミルクの量が少ないため、エスプレッソとミルク、両方をたのしめます。チョコレートのようなビターな味わいです。」
これは好みかも。
「フラットホワイト、カプチーノ、それとチーズのテリーヌをください。」
「かしこまりました。それでは席でお待ち下さい。」
よしよし、注文が終わった。
あとはのんびりコーヒーを待つだけ。

代々木上原ナンバー
東京のカフェには珍しい大きな窓。ビルの隙間から見える爽快な青空が気持ち良い。
「これぞ代々木上原。」
新宿の近くなのに、低い建物が多く空が見える。
 
ナンバーはビルの3階。電車と同じくらいの高さなのか、小田急線の車窓から見える代々木上原の景色を思い出す。

代々木上原に住んで10年。高校も小田急線沿いだったためか、代々木上原感が強いこの見慣れた風景がなんだか落ち着く。

代々木上原ナンバーの店内

モルタルのグレーの床に立ち上がる白い壁。温もりある木目のテーブルに存在感のある黒い椅子。天井はカウンターと同じ木目と白い塗装。この絶妙なバランスが醸し出す程よい抜け感が心地良さを作っているのかな。とにかく居心地が良い。

 
「お待たせしました。」
 
景色を楽しんでいると、すぐにコーヒーとケーキが到着。

代々木上原のカフェ「No.(number)」のカプチーノ
いつも飲むカプチーノ。
カプチーノのエスプレッソは少し酸味のあるものが好き。ナンバーのエスプレッソは酸味が強すぎず程よい苦味がミルクのコクを引き出してくれる絶妙なバランス!

フラットホワイト
そしてお待ちかねのフラットホワイト。
見た目にもいつも飲むカプチーノより、フォームミルクの量が少ない。
早速一口。
おお!これはカプチーノよりビター。目が覚めるようなこの味が朝一番に飲みたかった。カプチーノよりミルクのコクもエスプレッソの苦味も強く感じられる。完全好みの味。

代々木上原のカフェ「No.(number)」のチーズのテリーヌ
チーズのテリーヌ。
レアチーズケーキにカラメルソース。ケーキ部分は思った通りクリームチーズの濃厚な味。そしてカラメル。昔食べたチェルシーのような、コーヒーのコクを感じる。
代々木上原のカフェ「No.(number)」のカプチーノ

外の景色を眺めながらチーズとコーヒーのコクを味わう。濃厚なケーキによく合うフラットホワイトとともに。これからピクニックまで楽しめるなんて、なんと幸せな日だろう。

 
店員さんがさりげなくお水を注いでくれる。
「ゆっくりしていってくださいね。」
そんな風に優しく語りかけられているようで、安心してこの空間を堪能できる。

代々木上原ナンバーの店内
ナンバーに来ると赤ちゃんもご機嫌。
「このカフェがある街で育っていくんだな。」
産まれてまだ10ヶ月。ナンバーに来る度に違う表情をする赤ちゃんを見ていると、しみじみ実感する。そして溝の口育ちの私には、こんな素敵なカフェがある街で育っていくことが羨ましくなる。
 
「そろそろハルダモンカレーをテイクアウトしよう。」

ナンバー店内
夕暮れ時。アステリスクでケーキを買った帰り道。ちょっと一人で頭を整理したい気分。
「よし、少しだけナンバーで過ごそう。」

今日は一人。店内の雰囲気と窓の外の景色の両方を楽しめる席がいいな。

空いているので、窓の外とカウンターを真正面から眺められる2人掛けの席をお借りします。
 

時刻は16時。この時間にカフェインを摂ると眠りが浅くなるので、今日はカフェインレスカプチーノ。

エスプレッソはプラス50円でカフェインレスにしてもらえる。何時でも気にせずにコーヒーを楽しめるのもうれしい。
代々木上原ナンバー
酸味と苦味が最高のバランスのエスプレッソ。そしてミルクのコク。とてもカフェインレスとは思えない。こんなに美味しいなら、毎日カフェインレスでもいいな。
代々木上原のカフェ「No.(number)」の店内
コーヒーマシンの音、店員さんがコーヒーを淹れる姿、その先には代々木上原の街と空。今後のことを考えるつもりだったけど、計画を立てるなんてもったいない。この贅沢な景色と音をのんびり堪能しよう。

 
ほんの20分だけのトリップ。それだけでもお店の心地よさに日常の雑多が吹き飛び、頭の中がクリーンになる。
 
「そろそろ帰らないと。」
カフェで過ごした後、お会計をする瞬間はいつも現実に引き戻される。しかしナンバーではお会計が済んでいるので、お店の余韻に浸ったままお店を出ることができる。
ヘッドホンで音楽を楽しみながらほろ酔い気分。帰り道まで贅沢な時間を楽しむ。

家

今日はお友達とホームパーティー。
ホームパーティーのメインディッシュ、ハルダモンカレーのテイクアウトを待っている間ナンバーで少しお茶しよう。
 
大人4人とベビーカー1台。店内はちょっと難しいだろうな。外の席なら大丈夫かな?
「外の席をお借りしても大丈夫ですか?」
店員さんが快く椅子を追加で用意してくれる。
うん、ここなら大人数でも迷惑にならずに楽しめる。
代々木上原のカフェナンバー

外の空気を感じながら、モクテル、ビール、フラットホワイト、紅茶、それぞれ好きな飲み物をたのしむ。
「お仕事はどんな感じ?」
「上原にはおいしいパン屋さんがたくさんあるよ。」
家に戻ると赤ちゃんの話題が中心になる。しかしここではまた違った会話。
ホームパーティー前のワクワクがさらに高まる。
代々木上原のカフェ「No.(number)」のビール

ナンバー店内
隠れ家的なカフェを思わせるビル。しかし中に入るとパッと開放的な空間が広がる。想像しなかった景色に、脳が気持ち良くスイッチオン。
 
席に座るとお水とメニューが運ばれてくる。でも注文はカウンター。「店員さん呼ばないと」と考えずに自分のタイミングで注文できる。あとはのんびりコーヒーの到着を待つだけ。
 
途中で店員さんがさりげなくお水をサーブ。席を立たずに心地よく自分の時間を過ごす。
そして最後は会計済み。何も気にせず自分のタイミングでお店を後に。

代々木上原のカフェ「No.(number)」のアイスラテ
脳のスイッチが入った後は、思考が中断されることのないフロー。ゆっくり景色を眺めたり、友人と楽しんだり、自分の世界に浸ったり。。
ひとつひとつが店員さんとお客さんの共同作業のような、付かず離れずの心地よい距離感。計算されたホスピタリティ。これが程よい抜け感と居心地の良さを作ってくれているんだろうな。
代々木上原のカフェ「No.(number)」の店内
「代々木上原に住んでいてよかったな。」
 
一人でも二人でも四人でもベビーカーでも。
隙がなくデザインされた空間に少しおしゃれして。
一歩入ると優しさと安心感に包まれる。
 
そんな、代々木上原の街に似合う毎日通いたくなるカフェ。

CAFE&BAR No.(ナンバー) / 代々木上原

→https://no.301.jp

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