こちらは山中湖のペーパームーン。
道志でキャンプをするときに、よく訪れるカフェです。
こちらのカフェは、とにかくケーキが美味しい。
そして山中湖というシチュエーションもあり、しっとりと落ち着くカフェ。
この日もキャンプ中にペーパームーンのケーキが食べたくなり、車を走らせてやってきました。
駐車場に車を停めて、早速建物へ向かいます。
入り口には「10歳以下のお子さまは入店不可」という看板。
湖沿いのカフェの雰囲気を、落ち着いて楽しんでもらうこだわりが感じられます。
建物は緑に囲まれていて、テラス席もあります。
テラス席には犬を連れているお客さんも多い。
早速ドアを開けて、店内へ。
ドアを開けるとすぐに、ショーウィンドウに並ぶケーキが目に飛び込んできます。
そしてガラスケースの上には、フルーツたっぷりのパイが並ぶ。
スマートに席に着きたいところですが、いつもここで足止めをくらってしまいます。
並んでいるケーキの種類は、いつ訪れても大体大きくは変わらない。
それなのに、ショーウィンドウを見て毎回テンションが上がります。
まだ席にも着いていないのに、かなり気分が盛り上がり楽しむ準備万全!
「今日はどのケーキにしよう?」
まず頭に浮かんだのは「レモンパイ」。
一度食べたことがあって、さわやかなレモンパイに感動した記憶が蘇る。。
ショーケースには見当たらなかったのですが、試しに店員さんに聞いてみる。
「レモンパイはありますか?」
「レモンパイは夏季限定のため、まだありません。」
うーん。。残念!
もう一つ気になる存在の「マカダミアンナッツパイ」を注文することに。
全種類食べたい気持ちを抑えつつ、
今回は「マカダミアンナッツパイ」と「ショートケーキ」に決定!
飲み物は、「カプチーノ」と「ラテマキアート」。
そわそわしながらケーキの登場を待ちます。
天井はいつもはたくさんのカラフルなドライフラワーで埋め尽くされています。
(今日は季節的なタイミングで、まだ店内にはありませんでした。)
そしてドライフラワーは、種まきの段階から全て自分たちで作られているとのこと!
ひとつひとつのこだわりの積み重ねが、居心地の良い空間を作っているんだなあ、としみじみ。
そんなことを考えている間に、お待ちかね。
カプチーノとラテマキアート、続いてケーキが運ばれてきました。
まずは「マカダミアンナッツパイ」。
しっとりとろけそうなフィリング。
その上にカリッとしたナッツが適度にかかる。
そしてトロンとした生クリームがケーキにかかり、お皿に自由に流れ込む様子がたまらない。
早速ひと口いただきます。
口に入れるとトロンとしたカスタードと生クリームのフィリングの中に香ばしいナッツの香り。
さらにその中に何か「爽やかな香り」が広がる。
これはなんだろう??
ケーキにかかっている生クリームにも、同じ香りが広がる。
舌のセンサーをマックスにして分析してみる。
これはおそらく、洋酒でフルーツをつけた香りではないだろうか??
下のパイも、バター感のあるパリパリとしたパイではない。
パイを一度砕いて再形成したようなしっとり感。
その中に、適度に歯ごたえのあるナッツの食感が加わる。
そして焦がし風味のようなビターな味わいが、上のフィリングの甘みと調和する。
フィリングとパイを一緒に食べて、味が完成する。
一口食べるたびに、「なんだろう!おいしい。」という言葉と自然と笑みが。。
脳内が完全にマカダミアンワールドに支配されている状態。
そして夢中で食べているうちに、完食してしまいました。。涙
食べ終わった後も、口の甘さや胃がちょっと重い、みたいなことがなく
ケーキを食べたとは思えないすっきり感。
うーん。。もうひとつ、食べたい。。
完全に中毒状態です。
続いて「チョコレートショートケーキ」
いちご、チョコレート、生クリーム、スポンジというなんとも贅沢なメンバー構成。
ショートケーキとチョコレートの組み合わせなので、「かなり甘いのかな?」と想像しながら一口。
そんなことはなかった!
なんだろう?大人の味!
こちらもマカダミアンナッツパイと同じ爽やかな香りが。。
チョコレートも甘すぎない。
生クリームとスポンジのフレーバーとして存在するようなチョコレートの存在。
いちごも主役級ではなく、あくまで全体のケーキの中に溶け込んでいる。
そして決め手のさわやかな香りを醸し出す洋酒。
この絶妙な組合せが大人が楽しめる「チョコレートショートケーキ」を作っている。
続いて「ラテマキアート」
そして、「カプチーノ」
コーヒーのビター感。
その中にまろやかなミルク感。
ペーパームーンの繊細な大人味のケーキにとてもよく合う。
ペーバームーンは何度訪れても、毎回ケーキの美味しさに感動する。
そしていつも、「良い気」をたくさんもらえる。
「こんなものが作りたい。」「暮らしをこんな風にしてみようかな。」とか、クリエイティブなことが浮かんでくる。
美しく繊細な味の、研究しつくされたケーキ。
そしてシチュエーションと空間が織り成す、完璧な世界観。
この「一切妥協のないものづくり」が、感動とモチベーションをくれるのだと思う。
緑と湖に囲まれたカフェで美味しいケーキをいただく。
それだけでもかなり贅沢な時間。
しかしペーパームーンはそれだけではなく、さらに感動とモチベーションまで上げてくれるカフェ。
贅沢なしあわせな時間を堪能したところで、またキャンプ場へと戻ります。
Paper moon (ペーパームーン) / 山梨県 山中湖