コロナウィルスの影響で外出自粛中の土曜日。
外出自粛がはじまってから、毎週土曜日は「家キャンプの日」にしています!
今日はどんな家キャンプにしようかな?
今週は「おうちフレンチ」の気分。今はレストランに行けないけど、もしレストランで食べれるとしたら何が食べたいかな…?
フレンチといえば、「ソース」が命。今日はピリッと変わったソースの刺激に感動したい!バイタミックスを使って、ソースに凝ったメイン料理をつくってみよう。
デミグラスソース、アメリケーヌソース、ベシャメルソース、フレンチにはいろんなソースがあるけれど、今日は変わったものをつくってみたい。バイタミックスのレシピ本を見てみると、「ナスのペースト」のレシピを発見!これはどんな味なのか気になる。本では豚肩肉を焼いてナスのペーストを添えているけど、今日はこの「ナスのペースト」をアレンジして、豚バラブロック肉に添えてみよう!
あとはサラダ。
豚バラブロック肉がこってりなので、さっぱりしたサラダがいいな。グレープフルーツの酸味を効かせて、アボガド、トマト、でシンプルにつくってみよう。
そうと決まったら早速買い出し!
今日の家キャンプは遅めのはじまり。
「前菜を作る時間がないなぁ。。」、と思って歩いていると、代々木上原のビストロ「AERU」が店頭でテイクアウト販売をしている。
「メゾンサンカントサンク」「ランタン」「アエル」の合同テイクアウト。これはちょうど良い!今日はメゾンサンカントサンクの「前菜5種盛り合わせ」を買っていこう。
おうちに到着!
今日は「おうちフレンチ」。80年代のフランス音楽をかけて料理をはじめます。
「メゾンサンカントサンク」の前菜盛り合わせ
グレープフルーツとアボガドとトマトのサラダ
グレープフルーツ、アボガド、トマト、ベビーリーフを、塩こしょう、レモンオイルで味付け。上から砕いたナッツを散りばめます。
→レシピはこちら
豚バラ肉「ナスのペースト」添え
ジューシーに焼いた豚バラブロック肉をナスのペーストと一緒にいただきます。
手作りパン(カンパーニュ)
「カンパーニュ」は田舎という意味。丸型の大きめのフランスパン。
今日は全粒粉を入れて、楕円形にします。
まずはいつも通り、何よりも先にパンの一次発酵まで勢いで終わらせます。
そして毎週恒例!このタイミングでシャンパン開けちゃおう。
毎週やっていると、この瞬間がたのしみになってしまう。キッチンドランカーかしら。。^ ^;
テンションが上がってきたところで、まずは「グレープフルーツとアボガドとトマトのサラダ」をつくります。グレープフルーツ、アボガド、トマト、をカットして、レモンオイル、塩こしょう、ベビーリーフを混ぜる。そして砕いたナッツを上から散りばめて完了!
グレープフルーツは苦味が少なく色彩がよい「ピンクグレープフルーツ」がポイント。
サラダができたので、一旦休憩。
今日は買ってきた前菜もあるので早速いただきます!
まずは「メゾンサンカントサンク」の前菜盛り合わせ。
テイクアウト用に特別にデザインされたパッケージ。
中は何が入っているのだろう?
色とりどりの前菜が5種類!
そして、ささっとつくった「グレープフルーツとアボガドとトマトのサラダ」。
水々しくフルーティーで甘い中にも目が覚めるような酸味のグレープフルーツ。バターのようにまろやかな舌触りの濃厚なアボガド。さっぱりとした酸味のトマト。この個性的な3つの素材の中に、フワフワとした食感でクセのないベビーリーフがクッションのように入り込む。塩こしょう、オリーブオイルの最低限の味付けで、素材の味がより魅力的に感じる!そしてカリッとした食感の香ばしいナッツのアクセント!
軽く混ぜただけなのに、こんなに美味しいなんて!
そしてグレープフルーツのパワーってすごい。デザートとして単体で食べるとここまで有り難みをかんじないのに、他の食材と合わせると存在感が倍増!グレープフルーツが入っただけで、シンプルなサラダを一気に特別なものにしてくれる。
前菜を堪能している間にカンパーニュの一次発酵が終わり、二次発酵へ。
今日は表面のパリパリ面積を増やすために、少し長細いカタチにしてみました。
そしてパンと同じタイミングでお肉を仕上げたいので、ここから「豚バラ肉 ナスのペースト添え」の仕込みに入ります!
まずは「ナスのペースト」つくりから。
ナスを小さく切り、にんにくスライスとフライパンで炒めて塩で味付け。それをバイタミックスに1分かけて、ペースト状に。(包丁でたたいても、ペーストにできます。)
これも簡単!
色はちょっと地味ですが、美味しそう。
次は「豚バラブロック肉」の仕込み。
しっかり塩胡椒をして、ローズマリーを乗せる。あとは白ワインで蒸して、じっくり低温で焼きます。
上からオレガノとピンクペッパーを散らし、付け合わせの舞茸を添えて完成!
早速いただきます。
豚バラステーキはひとくち食べるとジュワッと濃厚でコクのある脂が溢れ出す。国産のブランド豚にしてよかった!そしてジューシーな中にローズマリーの爽やかな香りが鼻を抜けていく。豚バラブロックに、ハーブは必須!豚肉を格段に上品で爽やかにしてくれる。
そしてナスペースト。
もったりとした食感の中に、ナスの甘みと程よく香るニンニク。豚バラステーキと一緒に食べると、今まで味わったことのない不思議な感じ!
お肉に添えるソースは、濃厚でピリッとアクセントを与えるものが多いけど、これは違う!お肉に添えるおろしポン酢とも違う。おろしポン酢はお酢が主張してくるけれど、このナスペーストはニンニクが少し香る程度。でも、おろしポン酢のようにお肉に添えながら食べると口の中に爽やかさをプラスしてくれる。ペーストが主張することなく、ステーキに添えるマッシュポテトのように良き相棒として存在している。
豚バラブロックは脂が多いのであまり食べれないと思っていましたが、ナスペーストをあわせることで水々しさがプラスされて箸が止まらない。しかしもう一味、違う味でたのしみたい!少し残しておいて、あとでオーブンで焼いてみよう。
「カンパーニュ」も焼き上がりました!
今回は少し長細いカタチに。
いつもは丸型なので十字に切り込みますが、長細くしたので、そのままスライスできる。
パリパリな部分をたくさん堪能したいときには、このカタチにしよう!
ひとくち食べるといつもの「パリふわ」食感!おいしすぎる!
毎回感動できるなんて、焼きたてパンは偉大だなぁ。
しかしおいしさはまだまだ続きます!「豚バラブロック ナスのペースト添え」にマスタードと粉チーズを乗せて、オーブンで焼いちゃおう。
豚バラブロックはスライスします。
ちょっと焼きすぎましたが、全く違った装いに変身。
香ばしく変身した豚バラと舞茸。温められて甘みを増したナス。そこに粒マスタードの程よい酸味がピリッと効く!
鱈のブランダードをオーブンで焼いたときも感動したけど、オーブンを使うと2度違った料理を楽しめて感動も倍になる。これは外キャンプではできない楽しみ方!
→鱈のブランダードをオーブンで焼いたときの「家キャンプ」の記事はこちら
今日は「ソース(ペースト)」を主役に料理を作ってみました。
肉や魚から料理を考えると、ソースは引き立て役。肉や魚が引き立つような素材を選び、パンチを効かせたり味を調整してソースをつくる。しかし、ソースを主役にしてみると発想は無限大!なす、おくら、玉ねぎ、人参、オレンジ、パクチー、シソ、、、いつもだったらソースの素材に選ばないような素材まで取り入れることができる。
「これはソースにしたらどんな味で、どんな素材と合わせるとおいしいだろう?」
今までにない「肉・魚」×「ソース」の組み合わせがたくさん生まれてきて、ワクワクしてくる。
バイタミックスは素材を滑らかにしてくれるので、ソース作りが簡単にできてしまうのも良いところ。次はフルーツ系でオレンジやブルーベリーのソースとお肉を合わせてみたいな。
そして時間がないときのおうちフレンチは、テイクアウトと合わせると一気に華やかに。
オーブンやバイタミックスなどの万能家電を使って凝った料理が作れたり、テイクアウトが気軽に買えたり、外キャンプとは全く違った楽しみ方ができる「家キャンプ」。
この楽しみを知ってしまうと、外出自粛が解除されても家キャンプの頻度が上がりそうです!
▼「家キャンプブログ」シリーズ
→【家キャンプ第1弾】外出自粛中は「家キャンプ」!おうちでの楽しい過ごし方を発見!
→【家キャンプ第2弾】外出自粛中の雨の家キャンプ。「家キャンプ」×「おうちフレンチ」でつくるたのしさ無限大!
→【家キャンプ第3弾】新しい発想に出会う「おうちイタリアン」。「サルティンボッカ」で肉×肉をたのしむ。